漢字相撲


日本語クラス受講生。お正月パーティーにて。
非漢字圏で漢字を教える難しさを日々痛感してます。
「カンジ」って聞くと、とってもイヤ~な顔をする学生が多いです。
「なんで日本語はこんなに漢字が多いんですか!漢字は日本語を難しくしていると思います!!」
って反発されることもあります。

中には、
「漢字大好きです!」
って目を輝かせている学生もいるにはいるのだけど、少数派です。

少しでも漢字に興味持ってもらえないかなぁって思い、同期との電話からヒントを得て(ぐんちゃん、うじーありがとう!)漢字相撲に挑戦してみようって思いました。

が、漢字相撲、小学生の時にやったっきりで、どんなものだったかうろ覚え。
とりあえず、横綱から前頭まで一覧表を作り、学生に四股名を決めてもらいました。

本名の意味からでも、音からでも、好きな漢字でも、なんでもいいよー、って言ったらこんな結果に。

まずは、ウズベク語、タジク語の意味からつけた名前。

ムニラ  光り(ひかり)
フルカル 有明(ありあけ)
グルチェフラ 花(はな)

ここまでは、名前らしくて、やふし(良い)です。うん、なかなか。

次は、本人が、好きな言葉からつけた名前。


なんて読むのでしょうか?
そうです、サソリです。サソリ座の・・・男です。男子学生です。
蠍って書けなくて、学生に辞書見せてもらいました。

さて、最終グループ。こちらも本名の意味からつけたのですが、直訳。

コビル    才能
ウミダ    希望
アナスタシヤ 復活
ラーノ    香草

後で、「希望」は「希美(のぞみ)」のほうが可愛らしかなぁって思ったけれども、本人達が気に入ったようなので、そのままにしました。

一番最後のラーノさんですが、
「意味は何ですか?」
って学生たちに聞いたら
「花ですが、花は咲きません。緑です。お茶にも使います。」
というナゾナゾを出されました。
うーんと悩んでいたら、
「あ、ミント!」
とある学生が。
その時ミントの和名が出てこず、
「・・・ハーブ?あ、香草?」
で、「香草」がお気に召したみたいで、「香草関」になりました。
後で調べたら、ミントは薄荷でしたね。

さてさて。
漢字相撲、初代横綱の栄冠は誰の手に!

コメント