ブハラ観光案内

JICAボランティアは、派遣期間2年の間に計5回報告書を提出します。
この報告書は、情報を広く国民へ開示するため、原則として一般公開されます。なので・・・私の報告書もどこかで読めるはずデス。


ウズベキスタンへ赴任してから6ヶ月経過したので、JICA事務所へ第2号報告書を提出しました。


第2号報告書では、「活動計画」を策定するのだけど、あれもやりたい!これもやりたい!って思っていると、結局どれも中途半端になりそうで、どこに軸を置くのかで悩みました。


ウズベキスタンのブハラで日本語を勉強しても、その後日本語を使える場所はとても限られています。日本人観光客は来るのだけど、日本語ガイドになる人はほんの一握りだし、家庭に縛られがちな女性には、ガイドという仕事は相当難しいようです。


せっかく勉強した日本語、使う場所がないんじゃ勉強した意味が全くない!
・・・とは思いません。というのも、「外国語を学ぶ」ということ自体に意味があると思うので。


外国語学習の意義について、アーサー・ビナードさんの著書にも


日本語が母語の者は『日本語眼鏡』をかけて世界を見回している。だが、母語以外のもうひとつの言語を身につければ、眼鏡のかけ替えが可能になる。」(『亜米利加ニモ負ケズ』より。)
と書かれています。


外国語を学ぶことが、物事を今までとは違った角度から眺めるきっかけになる。
私もその通りだなぁと思います。まぁ、ブハラの人はほとんどがトリリンガル(ウズベク、タジク、ロシア語)なんですが。

「外国語を学ぶこと自体に意味がある」とはいうものの。
せっかく日本語を勉強するので、実際に使える機会を少しでも増やしたいなぁと思っています。


そんな話を同僚の先生としてたら、
「観光案内所を作ったらどうでしょう。」
と。


その先生はサマルカンド外国語大学出身なのですが、先生の学生時代には、サマルカンドの大学内に学生ボランティアによる私設観光案内所があって、とても良い日本語の勉強になったそうなのです。


構想もまだまだ出来ていないし、課題も相当多そうで手探りの状態ですが、
「観光案内所を作ること。」
この2年間の目標の一つです。


手始めに・・・と言ってはなんですが、今期の中級クラスでは、プロジェクト・ワークで「ブハラ観光案内のパンフレットを作り、3月に実際に日本人へ観光案内を行う」予定です。頓挫しないように、がんばろー。


冬になって観光客も激減していますが、冬のブハラも良いものですよー。
同期が遊びにきてくれたので、偶然知り合った日本人観光客の女の子と一緒に、旧市街を一日、散策してきました♪


何回も歩いたところでも、一緒に行く人が違えば、また違う味わいがあります。
季節によって街が見せる表情も全く違います。


まだ一巡してないから、これからの季節も楽しみ。


今は、銀世界。雪景色。


ブハラで事件発生!

そして誰もいなくなった・・・とさ
撮影:氏家雄太氏
かったらふまっと!

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