ラプソディ
歴代ブハラ隊員が住んでいた部屋に住み始めて、半年以上経過。
最初は、前隊員Mさんの家!っていう気がして、なんだか落ち着かなかったのですが、今ではすっかり「マイスイートホーム」になりました。
まぁ、室内のドアがどこも閉まらないとか、窓を一回開けると自分では二度と閉められないとか、床ががでぃるぶでぃる(凸凹)だとか、蛇口からお湯と水が逆に出てくるとか、ツッコミどころ満載の部屋で、言い出したらキリはないんだけど。
でも、部屋にスザニを飾ったり、壁に宝塚の写真を貼ったり・・・で、今ではすっかり「我が家だな~」って、居心地がよくなりました。
で、この部屋に新しいメンバーが加わりました。
ピアノ!!
まさかの!!!
以下、ピアノ購入に至った経緯です。超長文です。
シニアボランティアのN先生のお力添えにより、ブハラにピアノがやって来ましたー。
N先生、ほんとうにほんとうにありがとうございます!!
このご好意に少しでも応えられるよう、ピアノの練習に励まなくては・・・です。
年末にN先生のお家で開かれたホームコンサートに参加して。
N先生はタシケントでピアノを習ってらっしゃるのですが、ブハラの音楽隊員Eちゃんのピアノの演奏に感動して、
「ブハラにピアノを!」
ということで動いてくださり、ピアノを買うことになりました。
ピアノ探しは、N先生のピアノの先生、ディアナさんにお願いしてくださいました。
ですが、ブハラ→タシケントは550キロ以上離れています。(タシケントでピアノ買ったところで、どうやって運ぶの?)って思ってたのですが。
結果的には、私がタシケント上京した時に、ディアナさんと一緒にピアノの業者さんのお家に行ってピアノ購入。その後、タシケント郊外の長距離トラックが集まっている場所まで出向き、ピアノをトラックに積み込み、ブハラまで運んでもらいました。
遠路はるばる、ブハラまでやって来てくたピアノ。
トラックの運転手さんは、ピアノを下ろすと同時に
「用事あるから!」
と言って去ってしまい、私の部屋まで運んでくれず。
同僚が学生たちを呼び集めてくれて、無事部屋まで運び入れることが出来ました。
このピアノがブハラに来るまで、本当にたくさんの方に助けていただきました。
みなさん、ありがとう。
でね、ピアノ買うって決めたはいいけれども、まさかタシケントで買えるとは思わなかったから、ブハラでも探してました。同僚に相談したところ、
「TVで宣伝するのがいい」
って言われて。
「ピアノ買いたいです。電話ください」
っていう告知をTVに出してもらいました。
1日宣伝して、3100スム(100円ぐらい)。これを2日やったところ、5,6件電話がありました。
で、実際2件見に行きました。
1件目は、養護施設。
そこは同僚によると、ダウン症と、両親がいない子どもたちがいる施設だそうです。
ブハラにこういう施設があるって知らなかった。
ここにピアノが3台ありました。
園長先生が、ピアノ売ってもいいよ、って電話してきてくれたみたい。
そこで見せてもらったピアノ・・・
白鍵がはがれてたり、鳴らない音がいっぱいあったり。
園長先生が言うには、音楽の先生はいないそうです。ピアノ、3台もあるのに。
音楽の先生を募集してて、給料は1ヶ月、100USD弱とのことでした。
同僚と一緒に行ったので、同僚が「音楽の先生が必要なら・・・」って、JICAの宣伝もしてくれました。なにか私に出来ることないかな・・・って考えさせられました。
そういえば、幼稚園配属の同期の子も、音楽の先生がいないことが多いって言っていたような。
うーん、よくあることだけど、物があるだけで使える人がいないんじゃ、ね。
2件目は、お金持ちのお家。
広々とした庭。最新のドラム式洗濯機。
で、ピアノはリビングの奥にぽつんと。
弾いてみたら・・・
音、ならないじゃんーーー。
飾りとしてピアノを置いてるみたいでした。
この他にも音楽学校に行って聞いてみたり。
ブハラでピアノ見つけるのは難しいのかなぁって気分になってた時に、タシケントで良いピアノを見つけたとディアナさんから連絡をもらい、タシケント上京時に、買いに行くことができました。
さて、長々と書いてきましたが。
このお話、まだ続きがあるんです。
やっとこさ部屋にピアノが届いて喜んでいたら、お隣さんがひょこっと顔を出して。
このお隣さん、引っ越してから一度も話したことなかったんです。
そしたらね、なんと
「うちにピアノあったのに・・・」
だって。
なんでもお嬢さんが音楽学校出身で、今弾いてないピアノが家にあるとか。
・・・なんだったの、今までの苦労は!灯台下暗し過ぎる!!
と一瞬思ったけれども、ピアノ探しを通じて、いろんな方と会うことができました。
だから、結果オーライです。
このピアノとご縁があったんだと思います。
ピアノさん、名前もつけたけれど、ここでは秘密。
ほんとめんこい。
ピアノ探しに協力してくださったみなさま、ほんとうにありがとうございました!!
特に同僚たち。ほんとうにありがとうー。
同僚たちに感謝の気持ちを伝えるために、帰国までにホームコンサート開きたいなぁって思ってます。ふどほふらさ。
最初は、前隊員Mさんの家!っていう気がして、なんだか落ち着かなかったのですが、今ではすっかり「マイスイートホーム」になりました。
まぁ、室内のドアがどこも閉まらないとか、窓を一回開けると自分では二度と閉められないとか、床ががでぃるぶでぃる(凸凹)だとか、蛇口からお湯と水が逆に出てくるとか、ツッコミどころ満載の部屋で、言い出したらキリはないんだけど。
でも、部屋にスザニを飾ったり、壁に宝塚の写真を貼ったり・・・で、今ではすっかり「我が家だな~」って、居心地がよくなりました。
ちょっと暗めですが、新メンバー加入前の部屋。 |
ピアノ!!
まさかの!!!
以下、ピアノ購入に至った経緯です。超長文です。
シニアボランティアのN先生のお力添えにより、ブハラにピアノがやって来ましたー。
N先生、ほんとうにほんとうにありがとうございます!!
このご好意に少しでも応えられるよう、ピアノの練習に励まなくては・・・です。
年末にN先生のお家で開かれたホームコンサートに参加して。
N先生はタシケントでピアノを習ってらっしゃるのですが、ブハラの音楽隊員Eちゃんのピアノの演奏に感動して、
「ブハラにピアノを!」
ということで動いてくださり、ピアノを買うことになりました。
ピアノ探しは、N先生のピアノの先生、ディアナさんにお願いしてくださいました。
ですが、ブハラ→タシケントは550キロ以上離れています。(タシケントでピアノ買ったところで、どうやって運ぶの?)って思ってたのですが。
結果的には、私がタシケント上京した時に、ディアナさんと一緒にピアノの業者さんのお家に行ってピアノ購入。その後、タシケント郊外の長距離トラックが集まっている場所まで出向き、ピアノをトラックに積み込み、ブハラまで運んでもらいました。
遠路はるばる、ブハラまでやって来てくたピアノ。
トラックの運転手さんは、ピアノを下ろすと同時に
「用事あるから!」
と言って去ってしまい、私の部屋まで運んでくれず。
同僚が学生たちを呼び集めてくれて、無事部屋まで運び入れることが出来ました。
このピアノがブハラに来るまで、本当にたくさんの方に助けていただきました。
みなさん、ありがとう。
でね、ピアノ買うって決めたはいいけれども、まさかタシケントで買えるとは思わなかったから、ブハラでも探してました。同僚に相談したところ、
「TVで宣伝するのがいい」
って言われて。
「ピアノ買いたいです。電話ください」
っていう告知をTVに出してもらいました。
1日宣伝して、3100スム(100円ぐらい)。これを2日やったところ、5,6件電話がありました。
で、実際2件見に行きました。
1件目は、養護施設。
そこは同僚によると、ダウン症と、両親がいない子どもたちがいる施設だそうです。
ブハラにこういう施設があるって知らなかった。
ここにピアノが3台ありました。
園長先生が、ピアノ売ってもいいよ、って電話してきてくれたみたい。
そこで見せてもらったピアノ・・・
白鍵がはがれてたり、鳴らない音がいっぱいあったり。
園長先生が言うには、音楽の先生はいないそうです。ピアノ、3台もあるのに。
音楽の先生を募集してて、給料は1ヶ月、100USD弱とのことでした。
同僚と一緒に行ったので、同僚が「音楽の先生が必要なら・・・」って、JICAの宣伝もしてくれました。なにか私に出来ることないかな・・・って考えさせられました。
そういえば、幼稚園配属の同期の子も、音楽の先生がいないことが多いって言っていたような。
うーん、よくあることだけど、物があるだけで使える人がいないんじゃ、ね。
2件目は、お金持ちのお家。
広々とした庭。最新のドラム式洗濯機。
で、ピアノはリビングの奥にぽつんと。
弾いてみたら・・・
音、ならないじゃんーーー。
飾りとしてピアノを置いてるみたいでした。
この他にも音楽学校に行って聞いてみたり。
ブハラでピアノ見つけるのは難しいのかなぁって気分になってた時に、タシケントで良いピアノを見つけたとディアナさんから連絡をもらい、タシケント上京時に、買いに行くことができました。
さて、長々と書いてきましたが。
このお話、まだ続きがあるんです。
やっとこさ部屋にピアノが届いて喜んでいたら、お隣さんがひょこっと顔を出して。
このお隣さん、引っ越してから一度も話したことなかったんです。
そしたらね、なんと
「うちにピアノあったのに・・・」
だって。
なんでもお嬢さんが音楽学校出身で、今弾いてないピアノが家にあるとか。
・・・なんだったの、今までの苦労は!灯台下暗し過ぎる!!
と一瞬思ったけれども、ピアノ探しを通じて、いろんな方と会うことができました。
だから、結果オーライです。
このピアノとご縁があったんだと思います。
ピアノさん、名前もつけたけれど、ここでは秘密。
ほんとめんこい。
ピアノ探しに協力してくださったみなさま、ほんとうにありがとうございました!!
特に同僚たち。ほんとうにありがとうー。
同僚たちに感謝の気持ちを伝えるために、帰国までにホームコンサート開きたいなぁって思ってます。ふどほふらさ。
コメント