なんで日本語?

今日の出来事。

日本語クラスを受講している大学生の女の子が
「もうこれから授業へ行けません。家族に反対されたから。」って。

同僚がくわしく話を聞いてみたところ、、
「6時に家に帰って来るのは遅すぎる、日本語の勉強なんてやめて、家事をしなさい。」
と両親に言われているそうです。

「両親にないしょで来るので、お昼休みとかに教えてもえらえませんか?」
とその子は言っていたみたいだけど・・・。

前もね、
「『日本語の勉強するより、家でケーキの焼き方一つでも覚えなさい!』って母から言われたので、日本語の勉強やめます。」
って言っていた女の子もいた。

最近、授業に来る学生がとても少ないです。2,3人という日もありました。

今まで、授業へ来る学生がこんなに少ないっていう経験をしたことがなくて、正直戸惑ってます。。
日本語学校はそうそう簡単に休む子はいなかったし、日本でボランティアで教えてた時も、学生がこんなに休むってことなかった。

原因を考えて悶々。

原因その1。行っても意味ない!って思われる授業をしてしまっているのかなぁ。
原因その2。先月はイベントの準備で日本語の授業もつぶれたりしていたから、休んでもいいやーっ気分に学生をさせちゃったのかなぁ。

今日成績をつけていて、あまりにも学生が減っていることにへこみ。

さらに、過去5年分の各クラスのテスト結果をざーっと見ていたら、学期途中でやめる学生が多いことにも気づいて。私、ここに来て9ヶ月経ってるのに、そのことに気づいてなかった、ってさらにショック受けました。

うわー。

私の配属先で行なっている日本語教育は、14歳以上なら誰でも受けられる有料の公開講座です。
大学の単位になるわけではないし、将来の仕事に直結するものでもありません。

それなのになんで日本語を勉強するのか。

おもしろくなきゃ、続かないよね。

自分では興味持ってもらえるようにって工夫してたつもりが、ほんとに「つもり」だったんだなぁーってがんがん。たとえばこれ。
JLPT、弁論大会、漢字相撲結果等の掲示
成績晒すのはよくないかなぁって思ったのですが、晒してます。(基本的には成績上位者のみ。)
一部の学生には効果があったみたいだけど、うーん。

ブログには弱音書かないって決めてたんだ!
なので、学生が減った原因、続けられない要因、向き合ってこうと思います。

にしても、こまったわ。

コメント

ぶーちゃん さんの投稿…
ウズベキスタンでは、意外なほど女性は家庭のことに縛られることが多いです。学識を身につけるのも良いが、まずは良妻賢母となるための修行が大事!という考え方をする人の割合は、少なくとも日本よりはずっと高いと思います。

なので、家庭の事情で授業を受けられなくなったというのは、充分過ぎる程にあり得る話です。

あと、漢字なども含め日本語が難し過ぎてなかなか上達せず挫折ということも意外と多かったりするのでは?外国語の習得なんてある種「自分との闘い」みたいなところもあったりするので、一定の割合で脱落する人が出てくるのも致し方ないことのように思います。

もし私が日本語の先生だったら、「日本語を学ぶと他の人には得られない沢山の貴重な情報を得ることが出来ますよ~。日本人の知り合いを沢山作ることができて、それはあなたの将来のプラスになるかもしれませんよ~。」てな感じで言って学習意欲をかき立てますかね。

学生が減った原因、続けられない要因、考えることも大事かもしれませんが、あまりそれで悩む必要はないと思います。

以上私の勝手な見解ですが、少しは参考になったでしょうか?
namiigo さんの投稿…
ぶーちゃんさん、コメントありがとうございます。

お返事遅くなりましたm(_ _)m

「良妻賢母」志向、話しに聞いていた以上で、それが間違ってるとは思いませんが、戸惑いを感じてしまっていました>< 学生たちと個人的に話をしていると、「私はキャリアを築きたい」という女の子も多くいるようなので、世代間のギャップなどもあるのかなぁとも思います。

漢字も確かにそうですね。会話は比較的スムーズに出来る学生も、漢字が多くて教科書も読めなくてイヤになってしまったりもするようです。。でも、自分との闘い、たしかに!と思いました。

たくさんの貴重な情報、そうですね、日本は翻訳社会ですものね!そういった面をアピール出来ていなかったなぁと、思いました!!

ウズベキスタン、日本語教育に長く携わっていらっしゃるぶーちゃんさんならではのお言葉、ものすごく参考になりました。本当に本当にありがとうございました!!