弁論大会にまつわるあれやこれ

学習発表会参加者♪
ウズベキスタンで日本語を学ぶ学生にとって、日本語を実際に使える機会はなかなか多くありません。

そんな中で、大きな意味をもつイベントが2つあります。

一つは、JLPT、日本語能力試験です。

で、もう一つが、「日本語弁論大会」

ウズベキスタンで行われる日本語弁論大会は2種類あって、
18歳以上が参加出来る「日本語弁論大会」と
18歳以下の学生(大学生のぞく)が参加出来る「日本語学習発表会」があります。

今年のウズベキスタン日本語弁論大会では、ブハラ代表の学生が、ブハラ分室開所以来初、3位入賞!で、中央アジア弁論大会に出られることになりました。

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なお、ウズベキスタン日本語弁論大会の様子にご興味がある方、こちらをご覧ください↓
タイトル 「年をとった学生」
(6位入賞したサマルカンドの学生さんです。サマルカンドの同期撮影。)
・・・余談ですが、ウズベキスタン大会もネット中継してみたいなぁなんて思ってます。
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ブハラ代表の学生は、来る中央アジア弁論大会に向けて日々練習に励んでいます。この話はおいおいするとして。

今日はもうひとつの弁論大会、「日本語学習発表会」について。

先週、第五回ブハラ日本語学習発表会を開催しました。

1位の学生は、タシケントへ行けるよーって言ったら、なんと、予想を超える11名参加!
14~18歳の学生たちが、奮って参加してくれました。なんと頼もしい!

弁論のテーマは自由。制限時間5分。

いっぱい参加してくれて嬉しいなぁって思っていたのもつかの間・・・



「せんせー、くずかるり てーまに べりーん (せんせー、面白いテーマくださーい)」
って。

えぇぇ、テーマは自分で考えて・・・!って思ったけれども、まぁ、14歳の子に「自由に」は難しいのかな、14歳の私だったら、何について書いたかなぁ、なんて思ったり。

他にも、
「せんせー、おぼえられませーん。せんせー、漢字がよめませーん。せんせー・・・」って。

で、結局以下のスピーチが出揃いました。

以下、タイトル。

1 「形のないレンガ」
2 「テレビの影響」
3 「アイスクリーム」
4 「本当の友達」
5 「泥棒と友達になった」
6 「かけがえのない財産」
7 「日本語と私」
8 「将来の夢」
9 「自信」
10「鏡のなかに映っているもの」
11「日本語を勉強して -新しい未来へ」

でした。タイトルだけ聞いて、どれを聞いてみたいと思われますか?

優勝は、5番 「泥棒と友達になった」でした。
彼女だけが唯一自力で日本語で書いてきました。

あとの子は、ウズベク語かロシア語で書いてきて、現地スタッフと学生が一緒に日本語を考えて、私がそれをチェックして・・・って流れ。

まぁ、スピーチを丸暗記してくれれば、今は全部理解できなくても、血となり骨となりいつかわかる日がくるかなぁ、なんて思っていたのだけど、丸暗記出来た子は、半分もいなかったなぁ。語彙が難しすぎたかなと反省。

スピーチ以前の問題がワンサカあって、その指導はいったいどうすればよいのだろうっていうのも、今後の大きな課題です。

満足のいく結果を出せた子も、そうでなかった子もいるかと思います。

だけど、みんな日本語の勉強を続けて欲しいなぁって切に思います。

日本語を勉強し始めて、半年にも満たない学生も果敢にも挑戦してくれました。
その気持ちを大切にしていきたいです。

にしても。審査員、質問員、原稿チェック・・・なかなかハードでした。
反省点は多いけれど、終わって良かったー。

審査員でご協力いただいたタシケントUJCの方、ご家族の方にも心から感謝。
参加者のみんな、お疲れ様!

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