よろずセンター

気持ちを抑えられずに書いてしまった前回の記事があまりにもあんまりなので、今日は二本立てです。

今、初級クラス(週1日)、中級クラス(週1日)、能力試験対策クラス(週2日)の授業に加えて、時間を割いてやっていることがあります。

それは、
「日本留学よろず相談センター」

今、自分で命名しました。

私の配属先の有料日本語コースは、14歳以上の一般向け公開コースなのですが、学習者の多くが高校生、大学生です。(もちろん社会人もいます。)

その高校生、大学生の多くが日本留学を強く希望しているのです。で、その相談にのっています。

「強く」と言っても、日本留学がぼんやりとした憧れの場合も、明確な目標がある場合もあり、個人差はあります。

日本に行って何をしたいのかがはっきりしない学生もいます。でも、行きたいという気持ちはある。

経済的な問題も非常に大きいし、(日本を『桃源郷』だと思ってるんじゃないのかな?)って不安になる時もあるけれど、「日本へ行きたい!日本で勉強したい!」って若者たちが思ってくれるのは、日本人として、単純にすごく嬉しいです。

それぞれの望む進路に進める可能性が、少しでも高まれば・・・って思います。

とは言うものの。


私は、日本でも進路指導担当経験はなし。(面接練習ぐらいです・・・。)
それに、ウズベキスタンにおける日本留学の壁は相当厚い。
情報も少ない。(今は情報収集に励んでいます。)

前途多難だなぁって思いながら、よろずセンターは活動してます。

そんなこんなしていたら、日本語学校の学生たちの顔がふと、浮かんでは消えて。
みんなそれぞれの想いを抱えて日本にやってきていたんだなぁ、当時はそのことに思い至らなかったなぁっていう、しょっぱい気持ちになりました。

日本留学って、一人の学生の人生を良くも悪くも大きく変える、一大決心だったんだなぁって。

さきほど、学生が日本に行って何をしたいのかわからない、なんて書きましたが、私自身も「外国に行ってコレコレがしたい。」っていうよりも、まずは「外国で生活してみたい。」っていう気持ちのほうが大きかったのは事実だし。

よろずセンター、まだ動き始めたばかりですが、少しずつ前進していきたいです。

ですので、海外の日本語学習者向けの留学情報などありましたら、教えていただけると大変助かります。皆さんのお力をお貸しくださいm(_ _)m

日本留学と関係したお話をもう一つ。
今回私の配属先の学生も4名、応募したのですが
「ジャパン・リターン・プロジェクト」
というものがあります。

海外日本語学習者が各国から1名ずつ参加して、日本で1ヶ月生活を送りながら、意見交換を行うというものです。

(詳しくはこちらをご参照ください→http://www.nihongo.or.jp/index.html

このプログラムに参加するために、「平和」をテーマに高校生4人が一生懸命作文を書いていました。

この作文、書いたのはいいのですが、なんと「1031日、日本必着」

ウズベキスタン、お世辞にも郵便事情が良いとはとてもとても言えません。ハガキ一枚でも日本まで1ヶ月以上かかったり、届かなかったりすることも多いそうです。

国際郵便も検討しましたが、一通で1万スム(4000円ほど)かかり、とても学生に負担させられる金額ではありません。

そこで考えました。
日本に帰る日本人に書類を託して、日本から送って貰おう、と。
ブハラは世界遺産もあるため、日本人観光客も多く訪れます。

10月になって観光客はだいぶ減ってしまいましたが、民族舞踊のコンサートが行われているメドレセに行けば日本人がいるに違いない!と思い、仕事帰りに青少年活動隊員のMさん(ホントにありがとうございました!)と一緒にメドレセに行ってみました。

幸いなことに、団体旅行でいらしていたお優しいご夫婦が快く書類を引き受けてくださいました。

いきなり
「この封筒を日本へ持って帰って、送ってください。」
なんて、不審極まりなかったと思うのですが、引き受けてくださって、本当に本当にありがたかったです。お名前もお伺いできませんでしたが、ありがとうございました。

あとは、たくさんの人の想いのつまった応募書類が、実を結べば良いのですが・・・。
こればかりは、運を天に任せます。

コメント

Kaz さんのコメント…
中国吉林省延吉市の留学センターを紹介しましょう。

先方に問い合せますので、今、暫くお待ちください。