Day of Silence

今日は奇跡の復活祭。

ということで。・・・・ということでって、わけでもないんだけれども。

奇跡的に2日連続ブログ更新です。

春休み前の金曜日のことでした。

朝一番に、高校の玄関前にて日本語クラスの学生からこれを渡されました。


これ、何だと思いますか?



私はてっきり「赤い羽共同募金」か何かの類で、募金するのかな?と思うも、
学生は募金箱らしき物は何も持っていない。

しょうがないので、
「プレゼント?」
と聞くと、無言でこくこくと頷くのみ。

なんだろうなぁって思いながら、職員室で日本語の先生に聞いてみました。

そしたらね。
その日は "Day of Silence"
だと言うのです。

そういえば学校のスタッフ宛の一斉メールでそんなお知らせが来てたなぁと思い、メールを見返してみたところ、

"Day of Silence"というのは、
This is a youth movement protesting the silence faced by LGBT (lesbian,gay,bisexual,transgender) people and their allies.Ending the silence is the first step toward fighting against harassment, prejudice and discrimination.Think about the voices you are not hearing today
だそうです。。
(詳しく知りたい方はこちらをご覧ください→ Day of Silence

日本語に直訳すると、「沈黙の日」で、

「ゲイやレズビアン等の人が、普段直面しているいじめ、偏見、差別などの問題に対して、その日一日沈黙して過ごすことで抗議の気持ちを示し、それを理解しようというキャンペーン」

のようです。

学生から渡されたレインボーは、LGBTの尊重と社会運動を象徴し、レインボーカラーは、多様性を表しているとのこと。つまり、このレインボーを身につけることで、Day of Silenceのキャンペーンを支持しているということを示すようです。

その日は、実際に授業中に沈黙を貫いている学生が数人いました。
全校集会もあり、そこでLGBTの想いについてスピーチしている学生もいました。

語学の授業で沈黙というのは、なかなか難しいものがありますが、先生側、学校側の理解があるからこそ出来るんだなぁって感じたり。

以前、日本語一年生のクラスで、
「『秘密の友達』に自分の外見、性格などを日本語で説明する」
という活動をした時にも、
「私はジェンダーフリーだから、『女の子』『男の子』という表現を使いたくない。日本語で何て書けばいいですか?」
って一人の学生に聞かれたことを思い出しました。

それから、学期の始めに書いてもらったアンケートの家族構成欄には、
mother and her partner
mother and mother
father and father
と書いてあったりもしました。

私はLGBTの人々を否定するつもりは決してありません。
でも、普段意識して考えたことがなかったので、それらを目にした時は、こういう家族の形もあるんだなぁと、単純に驚きました。

今住んでいる街は、同性婚も合法で、全米でも特にリベラルな考えの人が多い街だそうです。
ここにいると多様性、「違い」をひしひしと感じます。

知らなかったことがいっぱい。

コメント

hiroko さんのコメント…
確かに奇跡!
私もSilence dayを知らなかった。
ヨルダンは同性愛がタブーだからあんまりそういう話しをおおっぴらにできない。
多様性、、、知らないことが多いね。
namiigo さんの投稿…
hirokoちゃん、
HaHaHa奇跡~

やはり2日しか続かなかった・・・

今日ヨルダンはスピーチコンテストかな?
ほんとにお疲れ様!^^

ほんとほんと、毎日発見の連続ですよ♡