ロックンロールなクラスメート

マルタ留学記事その2です。明日から大学院の授業が本格化しそうなので…今日書けるところまで書きます。

今回は、先生とクラスメートについて。

と、その前に、ここでマルタ情報を少々。マルタ共和国は、イタリアのシチリア島の下にある小さな島国です。面積は淡路島の半分程度、人口は約43万人(2015年、外務省情報)で、公用語はマルタ語と英語、国民の90%以上がカトリック教徒とのこと。

街角のいたるところにキリスト像が












地理的に近いこともあり、語学学校にはイタリア人、トルコ人の学生が多くいました。他にもスペイン、オランダ、フランス、スイス、ドイツ、オーストリア等のヨーロッパ諸国、それから、ヨーロッパ諸国に比べると割合は低いものの、韓国、日本の学生もよく見ました。

午前中のグループレッスンは男性の先生(以下、A先生)、午後のプライベートレッスンは女性の先生(以下、B先生)で、二人ともマルタ人(Maltese)でした。

グループレッスンは、なんとクラスメートは一人だけ。すでに半年滞在しているというトルコ人、28歳の男性Cさん。2週間の滞在中、ずっと同じ先生、クラスメートでした。

Cさん、なんでもお父さんが多国籍企業の社長だそうで、お父さんに命じられて英語を勉強してるとのこと。私の滞在中に、彼はさらに2か月滞在を延長することが決定していました。

このCさん、B先生いわく、「見た目がロックンロール、でもとても良い人」

ウェーブした長い髪、長いひげ、革ジャン。私の彼への第一印象は、「ミュージカルのジーザスクライスト・スーパースターのジーザスみたいだな・・・」でした。が、実際に話してみると、笑顔の可愛らしい好青年でした。本人は、「自分は10%トルコ人」だそう。何をもって10%なのかは分からないけれども、授業は仕事の都合(と言っていた)でよく休むものの、いざ授業に来ると、とても熱心でした。

ちょっと話がずれますが、Cさんに関して、こんなことがありました。英語がA1レベル(と思われる)の50代の東欧から来たおばちゃんと、学校のカフェテリアでランチをしていた時のこと。おばちゃんが急にジェスチャーで、「外を見て!」と。なになに?と思ったら、”He is gorgeous!"と。そのおばちゃん、"How old are you?"もジェスチャーで言うぐらいなのですが、「はて、ゴージャスとは」と思って外を見てみたら、なんとジーザスさん、いや、Cさんのことでした。おばちゃん、ロックンロールがタイプなのかぁ、と興味深かったです。そのおばちゃんとは英語での意思の疎通が難しかったのですが、その時のおばちゃんの伝えたいという気持ちはとてもよく伝わってきました。

クラスメートが一人だったのはちょっと寂しかったですが、とても感じの良いクラスメートで良かったです。「トルコと日本は仲が良いんですよ」とA先生にも言っていました。Cさん、お父さんの後を継げるよう、英語の勉強がんばってねー。

あれ、先生のことも書こうと思っていたら長くなってきてしまったので、先生編は次の記事にします。

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